相互運用できるデータ取引テクノロジー

高レベルの相互運用性により、組織の複雑な課題に対応します。

データ取引における相互運用性の課題

データスペースまたはデータ取引所では、データガバナンス、ソリューションやインフラストラクチャの選択は参加組織ごとに異なり、各組織に特有のユースケースでは、多様なデータ管理や配布戦略が求められます。

そのため、組織のエコシステム、データインフラ、データプラットフォーム、データカタログは分断された状態になり、AI エージェントとアプリケーションがネイティブで対話せず、最初から互いを信頼しないという結果につながります。


相互運用においては、これらの複数のサイロの間でのデータ取引を産業化・拡大できるような条件を作り上げ、増え続けるユースケースをサポートすることが課題となっています。

 相互運用性の 4 つのレイヤー  

この課題を解決するには、データ取引ソリューションにより、相互運用性の 4 つのレイヤーに対応する必要があります。

  • 組織的な相互運用性: 参加者間での信頼を構築します。他の組織とのデータ取引に同意するには、他の参加者の身元と資格が確かであると、参加者が確信を持てるようにする必要があります。これには、分散していることが多い、異なる ID および資格情報管理システムのサポートのほか、堅固なオンボーディングと審査プロセスが必要となります。これにより、データスペースを監督する機関による規則を強化できます。また、国際的な基準・規則に準拠した、共通のガバナンスフレームワークと相互運用可能なガバナンスポリシーも共有する必要があります。

  • 法的な相互運用性: データ取引に関連する共通の法的な利用条件に同意します。データ提供者とデータ取得者は、データ取引が同意した共通の法的枠組み内で管理されていることを信頼できるように、互いの身元を信頼することに加え、共通の法的条件に同意する必要があります。これには、法的拘束力がある利用条件、契約、データライセンス、価格体系、配布条件が含まれます。また、マシンで読み取りできる形式になっていると理想的です。

  • セマンティックな相互運用性: データ製品の説明や検索を容易にし、マシン間のデータ取引の条件を作成します。1 つの組織から別の組織にデータを取引する場合、まず、データ製品がセマンティックレベルで標準化されたメタデータを介して説明されていることを確認する必要があります。これにより、データ提供者とデータ取得者は、取引されるデータの性質について、確信を持つことができます。さらに、一部のユースケースでは、人間が介入することなく、データ取得者側でアプリケーションによりデータが自動的に取り込まれるように、データ自体が標準化されたセマンティックフレームワークに従うことが必要になります
  • 技術的な相互運用性: 参加者の IT システム間の接続を管理します。データ製品およびユースケースに関連するデータとメタデータは、データインフラストラクチャ、AI エージェント、ビジネスアプリケーション、データプラットフォームやデータカタログなど、異なる多数のシステムに存在しています。データ取引を可能な限り産業化・自動化するには、データスペースやデータ取引所のカタログでデータ製品を構成するデータとメタデータを共有できるように、安全で標準化された技術的な手段を提供することが重要です。これには、多様なプラットフォームやアプリケーションへの管理されたコネクタの提供、ファイル転送、Push API、Pull API、分散化コネクタなどの複数の転送技術のサポートが含まれます。

データスペース内、および異なるデータスペース間での相互運用性は、Dawex のビジョンの中核を成し、創立以来、Dawex を導いています。その結果、Dawex データ取引ソリューションは、市場でも最も高度なソリューションとして、参加組織には基盤となる複雑さが見えないようにしながら、これら 4 つの相互運用性の条件をユーザーフレンドリーな体験に取り込んでいます。Dawex テクノロジーを搭載したデータスペースとデータ取引所は、高レベルの相互運用性を提供し、参加者が数多くの異なるユースケースを展開・拡大できるように支援します。

組織的な相互運用性  

Dawex データ取引ソリューションは、広範な信頼構築、ID 管理メカニズム、参加者のライフサイクル管理をサポート。信頼性が低い環境でも、データ取引を可能にします。

  • 国際的なトラストフレームワークや基準 (Gaia-X、Trusted Data Transactions、EUDI など)、および関連する強力なガバナンスツールの実装

  • 国際的なデータ規制に準拠:  RGPD、データ法、データガバナンス法、DISP ステータス、およびその他の国際的データ規制や国境を越えたデータ規制

  • ID 管理: SSO、フェデレーションされたアイデンティティ、分散型アイデンティティをサポート

  • 特定のビジネスポリシーを適用し、中小企業から大企業まで、あらゆる種類の企業のオンボーディングを簡素化できる、構成可能なオンボーディングおよび審査プロセス

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法的な相互運用性

Dawex データ取引ソリューションは、契約条件やアクセス権・使用権のほか、データ取引を説明・検証する標準化された機能を提供します。これらの機能により、データ提供者とデータ取得者は共通の認識を共有し、明確で一般的な条件内でデータ取引を運用できます。

  • 構成可能なデータ契約およびライセンス
    配布、価格、支払い条件

  • 信頼されるデータ取引に関する欧州整合規格の遵守

  • データアクセスおよび使用権の管理

  • ODRL (オープンデジタル権利言語)

  • データ取引のトレーサビリティ

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セマンティックな相互運用性

Dawex データ取引ソリューションは、複数のレベルでセマンティックな相互運用性をサポートしており、R&D が継続的に新しいテクノロジーを採用しています。

  • データ製品セマンティック: 構成可能なタクソノミーで、データ製品の説明を標準化

  • データセマンティック: データモデル基準をデータ取引所の「セマンティックハブ」で公開できるため、参加者はビジネスアプリケーションにより自動処理できるデータを共有可能

  • 法的セマンティック: 参加者は、データ取引の契約とライセンスを標準テンプレートに基づいて構成し、ODRL に変換してポリシーの自動強化が可能

技術的な相互運用性

データスペースやデータ取引所での真の相互運用性を達成するため、データ取引ソリューションはあらゆる参加組織のアプリケーション、データまたはメタデータアセットに接続し、分断化されたシステム間でデータ取引を技術的にオーケストレーションする、シンプルで安全な手段を提供する必要があります。


Dawex データ取引ソリューションは、完全な技術的相互運用メカニズムを提供するため、参加者はデータ取引をコントロールし、自社のデータガバナンス規則を適用することができます。

  • 大半のデータプラットフォームおよびデータストレージへのコネクタは、すぐに使用することができ、簡単に実装できます (Databricks、Snowflake、GCP、AWS、S3、Blob トレージなどが含まれますが、これに限定されません)。新規コネクタが頻繁にリリースされます。

  • すべての業種で使用されているデータ転送プロトコル (REST、Data Space Protocol) または業界固有のデータ転送プロトコル (製造業界の OPC-UA および Asset Administration Shell など) にネイティブで統合し、相互運用が可能です。

  • サービス API により、組織のアプリケーションやプロセスと自動統合します。これにより、データ製品の公開、データカタログからのメタデータの公開インポート、データ取引などのプロセスを自動化できます。

  • MCP プロトコル統合により、AI エージェントとモデルを接続します。

  • 管理されたファイル転送、Push API、Pull API メカニズムをサポートします。

  • DSP コネクタなどの分散化データ転送エージェント (DTA) をサポートします。

高性能で相互運用が可能なデータ取引ソリューションを活用する

Dawex データ取引テクノロジーは非常に高性能で回復力があり、オープンスタンダードに基づいています。Gaia-X トラストフレームワークと基準を導入することで、Dawex のデータ取引プラットフォーム製品は他のデータアプリケーションやデータスペースとの相互接続を容易にします。