企業データハブ

独自のデータハブを運用して組織のサイロ化を打破し、組織内でのデータ流通を促進できます。

企業データハブとは?

多国籍企業は、世界のさまざまな場所で多数の部署やグループ会社が独立して事業を行う、複雑な組織です。その結果、データの統一は大きな課題となり、多数のデータがあらゆる形で存在したり、相互運用ができないデータプラットフォームに保存されることになります。

こうしてデータのサイロ化が生じ、さまざまな部署やグループ会社が付加価値のあるデータ製品をお互いにシェアすることができず、市場に対する情報や運営を改善する機会を逃したり、CSR 目標のモニタリングが妨げられたりします。

企業データハブは、データプラットフォームのインフラに関係なくデータのサイロ化を解消し、以下のような方法で組織に散在するデータから最大限の価値を引き出せるようにします

  • データ提供者が組織内でデータ製品を公開・商品化できるようにします
  • データ取得者がデータ製品を検索し、必要なデータをすばやく見つけてアクセスできるようにします

企業データハブのメリットとは?

組織内のサイロ化を打破し、データ流通を促進することで、企業データハブは組織にさまざまなメリットをもたらします。

  • 市場に対する理解を深める: 信頼できる環境でコンプライアンスを遵守して組織内で市場データをシェアすることで、製品のイノベーションを促進し、マーケティングを強化できます
  • 運営の改善: 異なる地域の工場と本社の間でデータをシェアすることで、プロセス最適化、非効率な工程の削減、コストダウンやベストプラクティスの促進を実現できます
  • CSR 目標の達成: 複数の工場における CO2 フットプリントを集約し、CSR イニシアチブとその結果をモニタリングして、関係者に簡単にレポートできます
  • レポートの産業化: 複数の組織からのレポートを整理し、プロセスや形式を産業化して、レポートの視認性を管理できます

仕組み

企業データハブの参加者は、基本的に同じ企業・企業グループのさまざまな部署やグループ会社です。

利用者は、総務、経理、マーケティング、営業、経営や CO2 フットプリントなどのさまざまな分野でデータ製品を公開・メンテナンスします。アクセス権を与えられた利用者がこれらのデータ製品を検索・発見・取得できます。通常、料金がかかることはありません。

ファイルベースと API ベースを組み合わせ、分散型のデータ取引が行われます。すべての取引が記録され、取引には特定の利用ライセンスが適用されます。また、現行のデータ規制にも準拠する必要があります。

企業データハブには、データ視覚化ツールやデータ取引ツールに接続された処理ツールを利用することができます。

その他のモデル

貴社のニーズや要件が時間とともに変化し、企業データハブを他のデータ取引モデルの組み合わせを検討される場合もあるでしょう。

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